ヨーロッパの音楽は大きく分けて、キリスト教や貴族関連のものと、ジプシー(ロマ)やケルト人などのキリスト教に大きく関係しなかった人々が生んだ土着的なものに分けられる。
キリスト教関係の音楽は、紀元前のギリシャ文明の中で数学的に定められた音楽理論に基ずいて、教会において歌われる歌を中心に発展した。当初はひとつのメロディーに伴奏をつけるホモフォニーであったが、ルネサンス期前後に複数のメロディーが調和して進行するポリフォニー(多声合唱)が盛んになっていった。これはバロック音楽に影響を与え、その後のバイオリンやピアノの普及によって、古典派、ロマン派のいわゆるクラッシック音楽に発展していった。
一方、土着的な音楽は多神教を信じるケルト人が生んだケルト音楽と、もともとはヒンドゥー教徒であったロマがヨーロッパ各地を放浪する過程でその土地の文化を取り込んで生んだフラメンコのようなものがある。