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日本地理の知識(農業)


稲作@
4月になると、ビニルハウスの中で、種をまき、発芽させ、育苗する。田んぼに肥料をあたえ、よく耕して酸素を吸わせる。これを田おこしという。

その間に肥料を全体にいきわたらせるために、田んぼに水を引き込み、トラクターで土とまぜて、平らにするしろかきを行う。

5月になると、苗を田んぼに植える、田植えが行われる。6月には雑草をとり、田んぼの水を管理しやすいように苗の間に溝を掘る、溝切りをする。


稲作A
7、8月は土に酸素を取り入れるために、中干しといわれる田んぼの水ぬきをする。また、病害虫を防ぐため、農薬をまく。

9月、コンバインを使って、稲刈りをする。これは稲の穂を刈り、もみを集め、茎と葉は細かくして、田んぼにまいてくれる。

もみは乾燥させてから、貯蔵するために、乾燥機とサイロといわれる貯蔵庫をあわせ持つカントリーエレベーターという建物に運ばれる。その後、もみすり機でもみを玄米にしてから、出荷され、精米して、スーパーなどで販売される。

食糧制度@
戦争中、不足する米とその価格を国が管理するために、政府が農家から生産者米価という価格で米を買い、政府が認めた販売業者に消費者米価で売っていた。この法律を食糧管理法という。

食料管理法は戦後も残り、農家を支援するために生産者米価を高く、米の値上がりを防ぐために消費者米価を安くした。

1960年代になると、国は米を高い価格で買って、安い価格で売ったために国の財政は圧迫され始めた。そこで、国は米のすべてを買い取らず、農家が自由に好きな相手に売ることのできる自主流通米を認めた。


食糧制度A
さらに1960年代になると、食生活の変化で米があまり気味になった。そこで国は米の生産を調整するため、奨励金を支給して田んぼの農業への利用をやめさせる休耕や、米から野菜やくだものへの栽培に切り替える転作を農家に勧めた。

1980年代になると、日本のアメリカへの輸出が増えて、貿易摩擦が起き、アメリカは日本に農産物の輸入を増やすことを要求した。そこで日本は今まで農家の保護のために禁止していた牛肉とオレンジの輸入自由化を、さらに1993年には米の輸入の部分自由化を認めた。

米の輸入の部分自由化とは、日本は輸入を制限してもいいが、ミニマム・アクセスといわれる前もって決められた量は必ず輸入をしなければいけないというものである。

食糧制度B
さらに1999年になると、米の輸入の部分自由化は終了し、米の輸入関税化が始まった。これは外国が日本に米を輸出するときに日本は関税といわれる税金をとるが、そのかわり日本はいっさい輸入を制限しないというものである。

1994年、米の輸入の部分自由化をきっかけに、食糧管理法は廃止され、新食糧法が決まった。この法律によって、国は災害時などの備蓄米として政府米といわれる米を農家から買うだけになった。

また、新食糧法によって、米は政府米と、国が決めた団体を通して出荷し、知事に登録した人だけが販売できる自主流通米と、それまではヤミ米といわれて禁止されていた完全に売買が自由な計画外流通米の3種類になった。


くだもの
魔ェさかんである。

扇状地の盆地で作られる果物にもも、ぶどうがある。ももの1位は山梨、2位は福島、3位は長野であり、ぶどうの1位は山梨、2位は長野、3位は山形である。

日当たりのいい海に面した傾斜地で作られる果物にみかんがあり、1位は愛媛、2位は和歌山、3位は静岡である。また、涼しい気候の場所で作られる果物にりんごがあり、1位は青森、2位は長野である。


野菜@
高い価格で売るために、ビニルハウスで通常より早い時期に野菜を作ることを促成栽培といい、実としてなるキュウリ、ピーマン、ナス、トマトがある。有名な促成栽培の場所として、九州の宮崎平野、四国の高知平野がある。

ナスの1位は高知、2位は熊本であり、ピーマンの1位は宮崎、2位は茨城である。

高い価格で売るために、高原などの涼しい場所で、通常より遅い時期に野菜を作ることを抑制栽培といい、作られた野菜を高原野菜という。代表的なものには、葉ものと呼ばれるはくさい、キャベツ、レタスがある。


野菜A
有名な高原野菜の産地には、群馬の浅間山のふもとの嬬恋、長野の八ヶ岳のふもとの野辺山がある。

はくさいとレタスの1位は長野、2位は茨城であり、キャベツの1位は愛知、2位は群馬である。

輸送に便利な大消費地の近くで野菜を作ることを近郊農業といい、代表的な場所として、千葉、茨城がある。


野菜B
千葉県の生産が日本で1位の野菜にねぎ、ほうれんそうがあり、2位の野菜にだいこん、にんじんがある。

北海道は、広大な土地を利用し、大規模な農業が行われているため、寒さに強い根菜といわれる野菜の多くが1位である。たとえば、2位が千葉のだいこんとにんじん、2位が長崎のじゃがいもがある。また、2位が佐賀のたまねぎも1位である。

北海道は、穀物の多くも1位であり、全国の65%を作っている小麦、全国の25%を作っている大豆、とうもろこしが1位である。

米・工芸作物
米の収穫の1位は地方別では東北地方であるが、県別の1位は北海道、2位は新潟、3位は秋田である。

加工されて利用される作物を工芸作物といい、たたみの原料となるいぐさ、和紙の原料となるこうぞやみつまたなどがある。

いぐさの1位は熊本であり、砂糖になるてんさいの1位は北海道、さとうきびの1位は沖縄、2位は鹿児島、茶の1位は静岡、2位は鹿児島、3位は三重である。

畜産
広い土地と涼しい気候のために質のいい牧草のとれる北海道で酪農が行われ、火山のすそ野で放牧ができる鹿児島、宮崎で多くの肉が生産される。また、輸送の重要性のため消費地の周辺部である愛知と茨城でたまごが、栃木で牛乳が多く生産されている。

乳牛の1位は北海道、2位は栃木、3位は岩手であり、肉牛の1位は北海道、2位は鹿児島、3位は宮崎である。

豚と肉用のとりであるブロイラーの1位と2位は共通で、1位は鹿児島、2位は宮崎であるが、豚の3位は茨城であるのに対して、とりの3位は岩手である。たまごの1位は鹿児島、2位は茨城、3位は愛知である。


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